Browse Month: 10月 2016

インプラント治療期間

インプラントは通常の治療よりかなりの時間が必要になります。
インプラントの治療を始めるに前には、まずレントゲンやCTなどで検査をして、あごの骨やかみ合わせなどの状態を検査し、埋め込むインプラントの形状、手術方法などを決めてから行います。
インプラントの治療は2回法で進められる事が多く、まず一度目の手術では土台となるインプラントを埋め込み歯茎を閉じて縫合し、インプラントと骨が結合するまでそのままの状態で待ちます。
この待っている期間は人によって違いはありますが、3か月から半年ぐらいかかります。

 
インプラントが骨と結合したのを確認して次の手術に取り掛かり、埋め込んだインプラントの頭部にアバットメントを取り付け歯茎の状態が整うのを待ちますが、1週間から長いと6週間かかる場合もあります。
この後、仮歯を装着し調整をはかり、歯の色や形、歯並びなどをみて人工の歯を作り治療が終了します。
この様にインプラント治療期間は、人によってその時の口腔内の状態も様々ですから多少の差はありますが、初めの相談や検査の期間を含めると、1年という時間が必要になってきます。
そして、自由診療で行うため治療期間が長くなればその分の費用はどのようになっているのか、医療機関によってどのぐらいの違いがあるのか、出来れば自分で調べ、相談をし治療に入る事が大切です。

インプラント治療方法

インプラントの治療には外科手術の回数によって、1回法と2回法に分かれます。
1回法は、あごの骨に穴をあけてインプラントの頭の部分が歯肉から出るように埋め込み、時間をおいて歯肉の状態が整った後、アバットメント(支台装置)を取り付けて人工歯を取り付けます。
2回法は、インプラントを埋め込み歯肉で覆った後、時間をおいてそこをまた切開しインプラントの頭の部分を露出させて歯肉の状態が落ち着くまで時間を置きます。そして、アバットメントが取り付けされ、人工歯を取り付けます。

 
外科手術の回数によって分かれていて、2度手術をするのは確かに負担がありますが、インプラントの治療にはあごの骨がどのような状態であるかがとても重要で、十分な骨の量がない場合にはGBR法という骨誘導再生法が必要になってきます。
このGBR法は骨の再生を促す治療方法で、インプラントを埋め込んで時間を置くことで骨が再生されインプラントがしっかりと固定されるようにするという方法です。
十分な骨の量がない時にはこの方法が必要になりますが、これを1回法で行う時には2回法よりも感染のリスクが高いと言われています。人工メンブレンという専用の膜で覆い固定する事もあります。

インプラントの素材

インプラントで埋め込まれる器具は、軽くて丈夫であり体に有害なものでない、という条件を満たしたチタンという素材が使用され作られています。
チタンは、最近になって金属として使用されるようになった金属で、空気や酸、水分などに対しての耐食性を持ち、熱伝導も低い素材で、生体に対しての親和性が高く骨と結合することが発見されて以来、インプラントで使用されています。

 
インプラントに使用するにはアレルギーを起こさない素材である事が重要な条件となっています。
金属アレルギーは金属が溶け出し、それがイオン化して体内のタンパク質と結合する事でアレルゲンとなり、それに反応して金属アレルギーが起こる仕組みになっていますが、チタンは耐食性が強いため溶け出しにくく、イオン化しにくい金属のためアレルギーが起こりにくい素材でもあります。
そのため、心臓のペースメーカーや人工関節や骨をつなぐプレートやボルトにも使用されています。

 
しかし、誰にでも絶対に起きないわけではありません。インプラントは他の体内インプラントと違って自由診療という事は、その治療を行わなくても命に支障はないという事でもありますから、インプラントを考えたら、まずは金属アレルギーの検査を行ってから考えてみても遅くはないでしょう。治療後に金属アレルギーが出てしまうと、埋め込んだインプラントを全て取り除かなくては治まりませんから十分な注意が必要になります。